ハチノスと叉焼
映画「ハンニバル」でレクター博士が虚ろな表情で弾く「ゴルトベルグ変奏曲~アリア」が大層良かったので、私も鍵盤に向かうわけですが、なかなかうまく行きませんな。
そもそも頭の中で楽譜というものが意味を成さず、オタマジャクシはみんな蛙になってピョンピョン飛び回ってしまいますので、ただひたすら、音楽の神様が頭に降りてきてくれるのを待つしかないのです。
これ、中華街で買ったハチノスと叉焼。とくにハチノスが美味しかった。牛の第2胃のシコシコした食感。臭みは徹底的に抜かれ、豊穣にして抽象的な肉の香りだけが鼻に抜けて行きますな。
ところで、これ、何かに似てないかな。あの映画のラストシーン。アジア方面に向かう飛行機の機内で、レクター博士が食べていた持ち込みのランチボックス。あれに入っていた脳みそ煮込みの薄切りですよ。あの後、レクターさんはどこに行くんですかね。アジアは香港ですかね。日本に来たら面白いですね。日本に来たら、きっと新宿あたりでヤクザ組織に関連して、詰めた指の空揚げとか、体の上に刺身を盛り付けるのではなく、女性自らが刺身となる「女体盛り」などに舌鼓を打っていただきたいと思います。
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